秋田で大雨続く 3日未明から線状降水帯の可能性

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2025年 9月2日 19:00 記載
【秋田で大雨続く 3日未明から線状降水帯の可能性 災害リスク急上昇】
県内各地では、激しい雨が続いており、雷を伴う非常に強い雨が観測されています。
3日未明から朝にかけて線状降水帯が形成されるおそれがあり、短時間で災害の危険度が急激に高まる可能性があるため注意が必要です。
現場では、大粒の雨が強く降りしきり、対向車はライトをつけながら慎重に走行する姿が確認されました。
特に午前8時前の秋田駅周辺では雷鳴とともに雨が強まり、周囲の音がかき消されるほどの雨脚となりました。
前線と暖かく湿った空気の影響で大気の状態は極めて不安定で、局地的に非常に強い雨が降っています。
秋田市泉地区では、先週に続き冠水が発生しました。
また、上小阿仁村では仏社川が氾濫し、県の河川カメラには小屋が流される様子が映し出されていました。
道路の冠水も各地で相次ぎ、三種町では三種川の氾濫により収穫前の田んぼが浸水しています。
現場では警察が交通規制を行う状況が続いています。

降水量の観測記録も更新されました。
能代市では1時間に59.5ミリ、北秋田市比立内では56ミリを記録し、9月としては6地点で観測史上の値を更新しました。
特に能代市では午前9時半までの3時間で105ミリを記録し、過去最大となっています。
市内中心部の飲食店では床上まで水が入り込みました。
また午前10時ごろには、車が道路から田んぼに転落する事故も発生。
運転していた女性は「道路と田んぼの境目がまったくわからなかった」と語っています。
交通機関にも大きな影響が出ています。
秋田新幹線をはじめ、奥羽線、羽越線、男鹿線、五能線、花輪線で運転見合わせが相次ぎ、高校生や大学生が移動手段を失い困惑する姿も見られました。
現在も秋田市、仙北市、五城目町の一部地域に緊急安全確保の情報が発令されています。
午後には一時的に雨が弱まったものの、3日未明から再び非常に強い雨が降る予報で、1時間降水量は最大60ミリ、24時間で180ミリに達する可能性があります。
土砂災害、河川の氾濫、低地での浸水の危険は依然として高いため、引き続き最大限の警戒が呼びかけられています。